ゲームを作る人達『プランナー』編 その1。
部屋でテレビを見ていると、映画のワンシーンのようなCMが流れてきました。
なんのCMだろう?と思い、テレビに映っている映像を見続けていると、
それはゲームのCMでした。
最近のゲームは、映像がとても綺麗で、まるで映画を見ている気分になります。
その映像は全部、「色々な人達」の頑張りがあって、作られたものです。
その「色々な人達」ってどんな人達なんだろう?
どんな仕事をしているんだろう?
今日は、ゲームを作る仕事の中から
「プランナー」という仕事に焦点を当てて、紹介したいと思います。
プランナーのお仕事は?
プランナーは、
どういうゲームが面白いかな?
この画面はどんな作りにしたら遊びやすいかな?
どういうゲームならお客さんが買ってくれるかな?
など、ゲームの企画を考えたり、ゲームの仕組みを考える仕事をしています。
ゲームを作るために大事なところを考える、とても重要な仕事ですが、
プランナーの仕事はこれだけではありません。
他にも、ゲームに必要なデータを作成したり、
ゲーム作りが問題なく進むよう、デザイナーやプログラマーとコミュニケーションを取ったり、
ミーティングに参加して議事録をとったりなど、
デザイナーやプログラマーが担う仕事以外を全て行います。
簡単に言うと「雑用」です;
プランナーの仕事は細分化される
前述では、プランナーが担う仕事の説明をしましたが、
会社やプロジェクトによっては、プランナーの仕事が細かく分けられる場合もあります。
具体的には、
ゲームのバトル部分を担当するバトルプランナー
ゲームの難易度調整を担当するレベルデザイナー
ソーシャルゲームの運営を行う運営プランナー
など、種類は様々です。
大規模なプロジェクトになると、役割が細分化されますが、
小規模なプロジェクトであれば、1人のプランナーが全て担当することもあります。
全てを担う場合、強靭な肉体と、鋼のような心が必要です;
新人プランナーあるある
ゲーム好きのプランナー志望の学生が、ゲーム会社に入る理由として多いものが、
「自分の考えた面白いゲームを作りたいから」というものです。
子供の頃からゲームで遊んでいると、
自分だったらこんなストーリーで、こんなキャラクターを登場させて、
こういうバトルシステムを作るんだ!と思い、実現させたい「夢」を持ちます。
自分もそうだったし、今もその思いは持ち続けています。
ただし、そんなキラキラの学生さんに立ちはだかる最初の壁は「ギャップ」です。
自分が考えた面白いゲームを作る!と意気込んで入社したものの、
入社してからの仕事は、沢山のデータを作る仕事や資料作成、
あとは一部の仕様作成など、細かな仕事がほとんどだと思います。
もちろん、これらはとても大事な仕事です。
しかし、その仕事が続いてくると、
いつになったら自分の考えた面白いゲームが作れるんだと思い始め
理想と現実のギャップに耐えきれなくなり、会社をやめる。
ということがあります。(実際、自分もそんな若い子達を見たことがあります;)
なので、どんな仕事でも一生懸命やることが、
新人の間はとても重要になってきます。
目の前の仕事をキチンとできない人のところに、楽しい仕事は降りてきません。
ここまで、プランナーの仕事について、簡単に紹介しましたが、
まだ説明できていないことが沢山あるので、
次回は「プランナーになるために大切なこと」についてお話しできればと思います。
それではまた~!